
山田岳(やまだ がく) - ギタリスト
中学生のときジミ・ヘンドリクスに憧れエレキギターを始める。
その後ブルースやヘヴィメタル、パンク、プログレなどに傾倒したのち、
クラシックギターを佐藤紀雄氏、ダニエル・ゲーリッツ氏に師事。
現代音楽の演奏を活動の主軸とし、広く内外の作曲家との交友を通して
多くの独奏曲や室内楽、協奏曲などの初演に携わり、ギターのための
新しいレパートリーを開拓している。またアコースティックギター、
エレクトリックギターに加え19世紀ギター、バロックギター、リュート
などピリオド楽器の演奏も得意とし、時代にとらわれない幅広いレパートリーを持つ。
近年では楽器の枠を超えたパフォーマーとしての活動、ダンサーや造形家
とのコラボレーションによる舞台制作など、様々な切り口で新しい表現へのアプローチを試みている。
サントリー音楽財団サマーフェスティバル、秋吉台の夏、ベルリン・
ランドシュピーレ、トーキョーエクスペリメンタルフェスティバルなどの
音楽祭に客演。海外からの招聘も多く、これまでドイツ、ベルギー、
ハンガリー、マレーシア、中国、シンガポール、ベトナムの各都市にて
公演、また東京音楽大学、国立音楽大学、ゲント音楽院、ラサール芸術大学、セギ大学、ハノイ音楽院などでレクチャーやマスタークラスを行う。
2017年、ALM Recordsより初のソロアルバム「Ostinati」をリリース。
ギターのあらゆる可能性を示した鮮烈な録音として話題を呼び、
「レコード芸術」誌にて特選盤に選出、加えて第55回レコードアカデミー賞にノミネートされた。
第41回クラシカルギターコンクール第1位、
第38回イタリア・ガルニャーノ国際ギターコンクール最高位、
ドイツ・ベルリン国際ギターコンクール2006第3位、
第9回現代音楽演奏コンクール"競楽IX”第1位。
第20回朝日現代音楽賞を受賞。
桐朋学園芸術短期大学、福山平成大学非常勤講師。